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23:59
2人は中東にいた。
「何処か」から武器が流れているという情報をつかみ、ルートを叩く為にここにいた。
ようやくアジトを見つけた。
もうすぐ日付が変わる。
警備が手薄になった夜中を狙う。
「フランソワーズ、中には?」
「2人いるわ。あなたなら何とか出来ると思う。」
「そうか、じゃそろそろ行くか」
アジトの周りには仲間が待機している。
特攻するのはジョー。
フランソワーズは時計を見る。
23時59分。
「よし、行こう!!」
「あ、ジョー、ちょっと待って」
「何?」
フランソワーズに呼び止められ、振り返ったジョー。
突然フランソワーズが身体を押し付ける。
抱きしめられたと思った瞬間、唇にキスをされた。
緊迫した時間に似合わない、彼女の柔らかい身体。
戦闘モードに入っていたジョーは戸惑った。
「な…何?!」
フランソワーズは「お誕生日おめでとう」
とにっこり笑う。
今日が誕生日なんて忘れていた。
「あ…ありがとう」
ものすごく情けない声だったかもしれない。
「アルベルトがまだか?と催促しているわ」
「そうか、じゃあ行くね」
その場から消えたジョーに
「気を付けてね」
フランソワーズが呟いた。
2015.5.17
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