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strawberry moon
今日は満月
赤い月だからストロベリームーン
フランソワーズは何も遮る物のない海辺で1人月を見る。
スカートに砂が付いても構わずに、その場に体育座りをする。
頭を上げると真っ赤なまんまるお月様
「凄いなぁ」
上げた頭を戻して振り向くと、そこにジョーがいた。
「赤い満月って何か…こわいね」
そう言うとフランソワーズの隣に座る。
「ジーンズに砂が入るわよ」
「構わない」
「洗濯するの私なのに」
「あ、そうだった…ゴメン」
言葉では謝っているけれど、顔は悪そうにしていない。
「知ってる?ストロベリームーンを見ると幸せになれるんですって」
「それ、ブルームーンの時も言わなかった?」
「そうかしら…」
「こんな赤い月が幸せにねぇ…地球に迫ってきそうだよ」
「幸せになる…だけじゃないのよ」
「え?宇宙人に襲われるとか?」
ジョーの言葉にため息をつく
「教えないわ」
「何だよ!そこまで言っておいて!」
ジョーはフランソワーズを押し倒す。
急に押し倒されびっくりした顔のフランソワーズに
「教えないと…」
教えなくてもあなたはもう分かっているわ。
好きな人と結ばれる
ジョーのキスをそっと返しながら、彼の肩越しに赤い月を見た。
2016.6.20
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