
who?
目が覚めると、辺りは真っ暗だった。
だんだん目が慣れてくると、何もない空間にいた。
ここは何処だ…?
足元を見る。
裸足だ。
白いパジャマを着ている。
見覚えが…ない。
「脅かしてごめんね」
目の前に誰かがいる。
…浮いてる?
「キミは…誰だ?」
「今は言えない」
イワンのような…でもイワンではない。
赤ん坊のような…でもしっかりした口調で話してくる。
白い服を着ている。
性別は…わからない。
「キミを一時隠さなければいけなくなった」
「隠す?」
「歴史が変わっちゃうから…そうなると生まれてこれないから…」
「歴史が変わる?」
「キミは大事なキーパーソンなんだ。だから今出ちゃダメなんだ」
「何を言っているのかわからない…キミは誰なんだ?」
「…いずれ…会えるよ…」
赤ん坊の背中に…羽根!!
「キミは…天使なのか?」
「今は天使かもしれないね、とにかく、キミは今後世界を救う存在になるから…だから今いなくなられちゃ困るんだ」
「いなくなる…?何かが起きるのか?」
「キミを隠す事で起こらなくなる」
「世界を救うって…いったい…」
「会える日を楽しみにしているよ…」
…!!
目が覚めた。
…夢だったのか…。
「ジョー、どうしたの?ひどく魘されていたわよ」
フランソワーズが体を起こしてくれた。
ひどい汗だ。
「…変な夢を見た…」
「…え?」
「天使に隠された…」
「天使?」
「…いつか会えるって…言ってた」
「…そんな夢の中の事を真に受けないで…」
フランソワーズはジョーを抱き締める。
「…そうだね…夢だよね…」
でも…あの感覚は夢ではない…。
フランソワーズは、抱き締めたジョーの肩に着いていた白い羽根を黙って取った。
※ダウンジャケットの中の羽根だったりして(笑)※
2017.2.5